一定期間更新がないため広告を表示しています

スコットランドと日本以外のシングルモルトとして、
アメリカ編
台湾編
と紹介してきましたが、今回はその他の国々をまとめてご紹介。



France
左からRozelieures(ロゼリュール)
Distillerie Grallet Dupic
Lorraine France
真ん中と右がKornog
Distillerie Glann AR MOR
Votes d’Armor France
ソーテルヌカスクとPXカスク

グラン アー モー蒸溜所は2015年8月に閉鎖。現在はアイラ島でガートブレック蒸溜所を建設中との事。完成は予定より大分遅れてる模様です。このゴルノグはライトピーティッドタイプ。3.4年熟成との事ですが、バランスよく仕上がっています。
グラレット デュピック蒸溜所は1890年設立の2002年からウィスキーを製造との事。他にもピーティッドもあり、穏やかなライトタイプです。





Germany
Coillmore2009 6y PX cask
Spezialitäten-Brennerei & Whisky Destillerie Liebl

Liebl蒸溜所は1970代から元々ジンやリキュールを製造していて2006年からウィスキー製造を始め、ショップも充実していて資本力もあるようです。
オロロソ、PX、アメリカンオーク、ボルドーワインカスク等のラインナップを保有しているが、オフィシャルは日本未入荷。ミュンヘン北東部、チェコとの国境近くに所在。こちらも写真で見る限りはドイツ製ハイブリッドタイプの蒸溜機。ドイツには他にもクラフトクラスの蒸溜所が多々ある模様。


オフィシャルボトル


Lieblの蒸溜機(HPより)
https://brennerei-liebl.de/hp1/Startseite.htm





India
左がPaul John Brilliance
John Distilleries
Cuncolim Goa
右がAmlut Distillery
Bangalore India
ブラッカダーのピーティッド2013ボトリング

ジョン ディスティラリーズ社は1992年創業。ウィスキー、ブランデー、ワイン等を製造するビッグカンパニーとの事。
5.6年のバーボンカスクで、バニラ香と華やかな青リンゴフレーバーで使い勝手良くクオリティ高いです。
但し、インドでは、10〜12%の本来のモルトウイスキーがあれば残りは中性スピリッツで補えば良いらしく(最低2%との説も)、悪義での日本のソレに似ていて、欧州の法律ではウィスキーとは呼称出来ない様なグレーな商品も多々ある模様。しかし、ペルノリカールやBBR等の大手資本も参入するほど、インドのウィスキー消費量は世界1と言われるだけあって年々レベルは上がっている様です。 アムルット(神の一杯)蒸溜所が最初に100%インド産の本格的なシングルモルトを発売したのが2004年。ジョン蒸溜所の本格的なシングルモルトの発売は2012年との事。現在、シングルモルトを製造している蒸溜所は20箇所近くある模様です。





Australia
Hellyers Road Distillery
Island state of Tasmania

話題のタスマニアウィスキー。
30近い蒸溜所があるとの事ですが、日本には殆どが入荷しておらず未知の領域であります。
このヘリヤーズロードは幾つかのラインナップが入荷してますが、この1本は入門編。青くさい土のついた干し草の様な、ほんのり熟成したグラッパの様な。


タスマニア蒸溜所マップ
https://whiskyacademy.com.au
いつの日か…

以上、他にもスウェーデン、オランダ、ネパール等々、まだまだこれからの蒸溜所、既に魅力的なウィスキーを作っている蒸溜所、スコッチやジャパニーズの既成概念を革新する蒸溜所等々、日本でも続々と新しい蒸溜所が生まれる中、今後も新たな勢力に期待が持てそうです。

1